【3ヶ月でOK】高卒認定に一発合格するためのオススメ勉強法!(難易度は高1程度)
はい、ど~も。
私は高校を2年に上がるタイミングで中退してます。
理想と現実のギャップに着いていけなかったことが理由の一つです。
www.hiropiroriro.com
詳しくはこの記事に書いてます。
そこで通信制高校に入り、17歳の夏に独学で高卒認定に一発合格しました。
試験自体は簡単ですけど、最低でも8科目受けなきゃならないんで、結構大変だったりします。
今回は、高卒認定の概要と、3ヶ月で一発合格するための勉強法を書いていきます。
証拠品の合格証明書。
合格すると、成績証明書も送られてきます。
- ・ 高等学校卒業程度認定試験とは?
- ・高卒認定の受験料
- ・必要な提出書類
- ・試験は毎年8月と11月の2回
- ・試験の時間割
- ・合格に必要な受験科目と合格ライン
- ・合格率は約40%
- ・受験会場
- ・3ヶ月で間に合う勉強法
- ・一番難しいのは科目数が多いこと
・ 高等学校卒業程度認定試験とは?
毎年8月上旬と、11月中旬に実施される試験。
16歳以上なら誰でも受けられ、合格すると、大学の受験資格を得られます。ただし、合格しても18歳にならないと大学は受験できません。
ちなみに、合格しても最終学歴は高卒ではなく中卒なので注意。
試験は、4択のマークシート方式で、全科目4割が合格ラインとされてます。合格には8科目合格する必要がありますが、1度に全て合格する必要はありません。合格した科目は、次回から免除されます。
・高卒認定の受験料
7科目以上9科目以下 8,500円
4科目以上6科目以 6,500円
3科目以下 4,500円
これらは収入印紙を買って願書に貼り付ける必要があります。
一発で合格したい人は8500円払う必要があります。
1科目だけ不合格になり、次回受ける人も4500円払う必要があるので、なるべくなら一度に合格したいですね。
・必要な提出書類
- 受験願書
- 受験料
- 住民票1通(6ヶ月以内に交付のもの)
- 写真2枚(縦4cm×横3cm、6ヶ月以内に撮影したもの)
- 科目合格通知書(過去に一部科目に合格した人のみ)
- 特別措置申請書(身体障害者等受験特別措置希望者のみ)
願書は文化省のHPから取り寄せられます。
令和元年度第2回高等学校卒業程度認定試験受験案内:文部科学省
・試験は毎年8月と11月の2回
試験は毎年夏と秋に1回ずつあり、大体8月と11月に行われます。
- 1回目
試験日 8月上旬
願書受付期間 4月下旬から5月中旬
結果通知 9月上旬
- 2回目
試験日 11月上旬
願書受付期間 8月下旬から9月中旬
結果通知 12月上旬
2回目の試験は、1回目の結果がわかった後でも間に合います。
なので、1回目を最初に受けるのがオススメです。
・試験の時間割
- 1 09:30〜10:20 物理基礎(倫理)
- 2 10:50〜11:40 現社or政治・経済(日本史or地理)
- 昼休憩 11:40〜12:40
- 3 12:40〜13:30 国語 (世界史)
- 4 14:00〜14:50 英語 (生物基礎)
- 5 15:20〜16:10 数学(地学基礎)
- 6 16:40〜17:30 科学と人間生活(化学基礎)
これは2019年の時間割です。
カッコ内は2日目の科目になってます。
一度に合格する場合は、朝から夕方まで2日間試験を受け続けるので、体力勝負になります。
試験時間は全科目50分で、全てマークシートです。
・合格に必要な受験科目と合格ライン
すべての科目の合格ラインは40%と言われてます。
- 国語 必修
- 数学 必修
- 英語 必修
- 世界史A・Bのうち1科目必修
- 日本史A・B、地理A・Bのうちいずれか1科目必修
- 現代社会(1科目)or倫理、政治・経済(2科目)のうちどちらか必修
- 理科総合・物理・科学・生物・地学の5科目のうち2科目必修
一度に合格するには、最低でも8科目必要です。
現代社会を選んだ場合は8科目、倫理、政経を選べば9科目受験になります。
・合格率は約40%
1つの科目あたりの合格率は80%ほどですが、全て合格となると合格率はガクッと落ちます。
科目の多さが最大の理由でしょう。
・受験会場
受験会場は各都道府県に1ヶ所ずつ配置されます。
住所に関係なく会場を選べますが、一度決めると後で変更できないので注意してください。
大体はその都道府県の中心地が会場になるので、離れてる方は事前にホテルをとっておくのがいいです。
・3ヶ月で間に合う勉強法
3ヶ月と書きましたが、これは遅い人でも3ヶ月という意味で、中学校の基礎ができてる人はもっと早く終わるでしょう。
それでは、科目別に具体的な勉強法を説明します。
・国語
現代文の配点が50%、古文・漢文がそれぞれ25%で合計50%です。
合格ラインが40%なので、現代文で満点取って古漢は捨てる、という方法でも受かってしまいます。
実際、現代文は中学レベルの文章なので、無勉で満点取ることも可能です。
それでも盤石にしたい人は、古文単語帳1冊と漢文の基礎問題集を1冊仕上げましょう。古漢は基本的な問題しか出ないので、それだけでも半分以上取れます。
・数学
数学の範囲は、高校1年の数1で習う範囲です。
まず、中学校の数学に自信のない人は、中学校1〜3年レベルの問題集を買ってやりましょう。
数学は積み重ねの科目なので、中学レベルが解けないと高校レベルは解けません。
その後は、数1の基本的な簡単な問題集を1冊やりましょう。
Aは出ないので必要ありません。
それが終わった後は、過去問を何度もといて下さい。
実は、毎年各大門で使う公式はほぼ同じです。
なので、過去問を3年分くらい解いて傾向を掴めば、数学が苦手な人も高得点を取ることは十分可能です。
大事なのは何度も、同じ問題を繰り返し解くことです。
・英語
英語の対策は、英検準2級がうってつけです。
というのも、出題傾向とレベルが似てるからです。
英検準2級の問題ができれば、高認の英語も自ずと解けるでしょう。
参考書としては、単語帳・文法書を1冊ずつやれば大丈夫です。
その後に過去問と準2級の問題を解きましょう。
・世界史の勉強法
AとBが選べますが、圧倒的にAの方がオススメです。
理由は、Aの方が範囲が狭いし簡単だからです。
勉強法としては、まずは教科書を読んで全体の流れを掴みましょう。
その後、センター世界史Aの過去問を解き、
わからなければ教科書を読む→問題を解く→わからない箇所を教科書で調べる
を繰り返すだけでOKです。
・地理
私は日本史を受けてないので、地理について書きます。
地理もやはりAがオススメです。
そして、この科目は唯一勉強しなくても満点が取れるサービス科目です。
地理は、資料を読み取って答える問題がほとんど。
地理に関する前知識がなくても答えられるものばかりなので、資料を正確に読み取る能力が大事になります。
これは過去問を3年分ほどやれば傾向がつかめると思うので、地理に関してはそれだけでOKです。
・現代社会
現社は、読解力さえあれば解ける問題がほとんどです。
前知識はあまり必要ではありませんが、文が長めなので過去問を読んで慣れておきましょう。
グラフ問題も出題され、読解力が大事になります。
時事問題も近年は出題されるようなので、日頃からニュースをチェックしておくことも必要ですね。
・理科
理科に関しては、1つは「理科総合A」を取ることをオススメします。
というのも、この科目は理科のすべての範囲を扱っている分、1つ1つの分野が広く浅く扱われていて、解きやすいからです。
理科基礎の薄い参考書を1冊読みながら、過去問を解くのがいいですね。
残りの科目は、好きなものを選択して下さい。
勉強法は同じで、基礎的な参考書を1冊読んでから過去問を解くだけです。
センターを受ける予定の人は、センターの過去問を一緒に勉強するのもいい方法です。
・一番難しいのは科目数が多いこと
1つ1つの科目を見ると、そんなに難しくありません。
むしろ、簡単です。
ですが、合格率は約40%と高くありません。
好きな科目だと勉強がはかどりますが、嫌いな科目は進まないでしょう。
ですが、勉強すれば絶対に解ける基礎問題揃いなので、諦めずにやりましょう。
高卒認定はそれ自体がゴールではなく、その後の夢のための通過点でしかないことをお忘れなく。